内分泌療法③
●ホルモン療法・内分泌療法
ホルモン療法・内分泌療法に含まれる治療法のどれを選択しても、男性の性ホルモンバランスをくずします。そのため女性の更年期障害と似た症状(発汗過多、手のこわばりなど)が出現することがあります。
●男性ホルモンの分泌を抑制する方法
○精巣をとりのぞく手術
<去勢術>
外科的に精巣を取り除き、男性ホルモンの生成を抑える方法です。手術に伴う肉体的負担、性機能の低下などが副作用です。他のホルモン療法と異なり、3~10日の入院が必要です。局所または下半身麻酔をかけ、手術を行います。手術は簡単なので危険は少ないです。手術の合併症として術後出血があげられますが、まれにおこる程度です。術後7日目くらいで抜糸し、その後は再発しない限り薬を飲む必要はありません。また、術後男性ホルモンが減少するため、活力の減退や女性化現象がみられることがありますが、他のホルモン療法に比較すると副作用は少ない方法です。
●外科的手術療法としての精巣除去術
外科的手術療法には、前立腺全摘除術(ぜんりつせんぜんてきじょじゅつ)と精巣除去術(せいそうじょきょじゅつ・またの呼び名を除睾術・じょこうじゅつ)があります。前立腺全摘除術は、ガンを含めた前立腺、精嚢、リンパ節を取ってしまう方法で、精巣除去術は精巣(睾丸)を取ることによって体内で作られる男性ホルモンをなくそうとするもので「内分泌療法」に含まれるます。しかし副作用が強いものの同じ効果を示す薬剤が他にあることや、患者さんの抵抗感が強いということもあり、切羽詰った病期、状態でなければ積極的にすすめられることはないでしょう。
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