内分泌療法④
●ホルモン療法・内分泌療法
「前立腺に作用する時点で抑える方法」言い換えると、前立腺細胞内において、男性ホルモンの作用発現を抑える方法です。
●抗男性ホルモン(こうだんせいほるもん)
抗男性ホルモン剤=アンチアンドロゲン剤とも呼ばれます。抗男性ホルモン剤にはステロイド性のものと非ステロイド性のものがあります。どちらの薬剤も、前立腺(前立腺がん)に男性ホルモンが働きかけるのを遮断します。ステロイド性のものは、この働き以外にも男性ホルモンが作られないようにする働きもあります。抗男性ホルモン剤をLH-RHアナログ剤と併用して、男性ホルモンの生成・働きを阻害、ブロックしようとする方法を、
○TAB(total androgen blockade)
または、
○MAB(maximum androgen blockade、maximal androgen blockade)
または
○CAB(complete androgen blockade,combined androgen blockade)
と呼びます。このように呼び方は違うのですが、すべて同じ治療方法をさしています。
●抗男性ホルモンとその他の治療法
抗男性ホルモンは、男性ホルモンが前立腺に作用するのを阻害(ブロック)するということは理解できたと思います。現在はLH-RHと抗男性ホルモン剤を併用する治療も行われています。前立腺がんの治療は内分泌療法が主流ですが、まれに効果がないことがあります。その場合には化学療法(抗がん剤)が使用されることがあります。また、女性ホルモンと抗がん剤を合わせた薬が使用されることもあります。
●抗男性ホルモン剤の副作用
薬剤の種類で多少副作用の具合が変わってくるうえに個人差もあるので、いちがいには言えないのですが、過敏症、悪心、嘔吐、呼吸困難、女性化乳房および肝機能障害がみられることがあります。副作用が出た時はその副作用を抑えるために他の薬剤を使って症状を和らげる対症療法を行いますが、副作用のコントロールができない場合には、投薬を中止して他の治療法を行います。
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