前立腺がんの治療・その他

●化学療法(かがくりょうほう)

簡単に言うと、いわゆる「抗がん剤」を使う治療法です。しかし前立腺がんの場合、あまり効果が高くないことが知られています。そのため、内分泌療法に反応しなくなったがんに対して行われます。一時的に症状の改善や腫瘍に対する縮小効果が得られることがあります。

●化学療法の副作用

化学療法は、抗がん剤を用いてがん細胞を攻撃し、死滅させる治療法です。一般的に前立腺がんにおける化学療法は、ほかの治療法では効果が得られない進行したがんに対してのみ行われます。抗がん剤を単独または併用して投与することによって、がんの縮小効果が認められることがあるからです。しかし抗がん剤を使っているので、程度の差はあるものの例外なく副作用があらわれるでしょう。使用する抗がん剤の種類によっても、また個人差によっても異なりますが、治療中の主な副作用は骨髄毒性(貧血、白血球減少による感染、血小板低下による出血傾向)、吐き気、嘔吐、食欲不振、下痢、手足のしびれ、肝機能障害、腎障害、脱毛、疲労感などがあります。さらには、その他に予期せぬ副作用もみられることもあります。原則として、これらは抗がん剤投与後2~3週間で改善するので、症状をやわらげるための対症療法を行います。強い白血球減少に対しては感染を防ぐために白血球増殖因子(血液を産生する骨髄に作用し、白血球を短期間で多くつくらせる薬)を投与します。

●その他の治療法・HIFU(高エネルギー焦点式超音波前立腺治療システム)

超音波を発生する機械を直腸に入れて、前立腺組織を95~100度まで加熱してガンを治療するという方法です。現在のところ、前立腺がんに対してはまだ保険適応となっていません。長期の治療成績もまた、まだ分かっていません。ただし腰椎麻酔で治療の時間は約一時間、五日程度の入院期間ですむので、より体への負担が少ない治療と言えます。PSAが20ng/ml以下で前立腺の中にガンが限局(とどまっていること)している場合には、とてもよい適応と考えられます。しかし、患者さんが希望しない限りはすすめられることは少ないと思われます。



5.前立腺がんの治療
前立腺がんの治療・その他
外科療法
放射線療法
内分泌療法④
内分泌療法③
内分泌療法②
内分泌療法①
前立腺がんの治療方法の種類
3.前立腺がんのステージ分類
前立腺癌ステージ別治療法
前立腺がんの病期分類方法②
前立腺がんの病期分類方法①
4.前立腺がんの有無を調べる検査
CT検査・MRI検査等
針生検
スクリーニング検査
前立腺がん検診の流れ
2.前立腺がんの症状
前立腺がんの特徴
前立腺がんの主な症状
1.前立腺がんってどんな病気なの?
前立腺肥大症とはどう違う?
前立腺がんとは?
「前立腺」ってなに?
6.その他メニュー
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