放射線療法
●放射線療法(ほうしゃせんりょうほう)
放射線でガン細胞を殺す方法です。最近では、手術と同程度の治療成績が得られると考えられています。放射線をあてる方法は、
○外部照射
体の外から前立腺をねらってあてる方法です。
○術中照射
おなかを開いている開腹手術中に病巣にあてる方法です。
○組織内照射
ガンに針を刺し、その先端から放射線をあてる方法です。
があります。
●放射線療法の使われ方
今まで放射線療法は、膀胱や尿道、腸管などの周辺臓器への副作用が大きかったので、治療法の選択しの中には入ってはいたものの、積極的に放射線治療を使うのは考えてしまうというような評価を下されていました。しかし最近は効果を高めたうえに副作用を減らすさまざまな工夫がなされています。最近注目されているのは、内分泌療法でガンを小さくしてから、限られた部分にのみ放射線を照射するという方法です。正常細胞への放射線照射を減らせること。内分泌療法と放射線療法とではガンに対する作用が違うので相乗効果が期待できること。この二点を理由に、注目されているのです。
●放射線療法の副作用
副作用と合併症としては、やけど、排尿の時に感じる痛み、お知りの皮膚のただれ、直腸からの出血などがおもです。放射線による一種のやけどで、放射線治療中から終了後しばらくの間は、排尿痛、血尿、腹部またはお尻の皮膚のただれ、直腸からの出血などがみられます。排尿痛に対しては痛み止めの投与を。血尿に対しては止血剤投与と水分の多量摂取で対処します。
皮膚のただれに対してはステロイド剤を塗り、直腸からの出血に対してはステロイド剤や痔の薬を投与します。時々、しばらくしてから尿道狭窄(尿道が狭くなってしまうこと)をきたすことがあります。この時は、尿道拡張術を施行します。 しかし、最近の外部照射では、コンピューターとCTスキャンを用いて、正確に前立腺をねらった照射が可能となっており、このような副作用の出現をかなり抑えられるようになっています。
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