CT検査・MRI検査・骨シンチグラフィ
●病期(ステージ)診断をするための検査
前立腺がんであると確定されると、次にガンの進行度・広がり具合を確認するための検査を行います。
針生検で前立腺がんであると診断されると、ガンの広がり、他の臓器などにガンが転移していないかを、MRI(磁気共鳴画像法)、CT(コンピューター断層撮影法)、骨シンチグラフィなどの方法を使って調べます。MRIはガンの広がり具合を詳しく調べるのに適しています。また、前立腺がんはリンパ節に転移をしやすいので、リンパ節の転移を調べるのにはCTが向いています。リンパ節に続いて、前立腺がんは骨にガンが転移しやすいので、全身の骨への転移を調べるには骨シンチグラフィが使われます。骨シンチグラフィは、簡単に言うと放射性物質を注射して全身を撮影する方法です。
これらの検査から、患者さんの病期(ステージ・ガンの進行度)がどの段階にあるのかを判断し、治療の方針が決まります。
●画像検査(CT、MRI)
CT(コンピューター断層撮影法computed(computerized) tomography)とMRI(磁気共鳴画像magnetic resonance imaging)は、前立腺の周囲のリンパ節や臓器への転移、また、肺や肝臓などの遠隔臓器への転移を調べるために行います。前立腺とその周囲のリンパ節や臓器、遠隔臓器をCT、MRIの画像に映し出すことによって、がんが前立腺内にとどまっているのか、周囲の臓器に浸潤しているのか、または遠隔臓器やリンパ節に転移しているのか、などを確認することができます。
●骨シンチグラフィー
進行した前立腺がんは、全身の骨にも転移します。骨への転移の有無を調べるためには骨シンチグラフィーを行います。骨シンチグラフィーは、放射性物質ががんの転移のある骨に集まる性質を利用した検査です。放射性物質を静脈注射したあと、シンチグラフィーで全身の骨を撮影すると、がんの転移のある骨の部分が黒く映ります。それによって、どこにガンが転移しているのかが分かるのです。