スクリーニング検査
●前立腺がんを見つけるための検査
前立腺がんの診断には、まず「スクリーニング検査」と総称される検査を行います。スクリーニング検査とは、前立腺がんの可能性がある人を見つけるための検査のことです。スクリーニング検査によってガンが疑われた場合、次にガンの「確定診断」を行います。ここでガンが確定されたときは続いて「病期(ステージ)診断」を行い、がんの進行度(広がり)を確認することになります。
診断のながれ、検査の順序、方法については、施設によって異なります。なので検査、検査の流れについては主治医とよく相談し、充分な説明を受けてから行ってください。
●スクリーニング検査
ガンの可能性があるひとを見つけるための検査です。
※このときは「前立腺がんです」と断定できるわけではありません。
スクリーニング検査には、直腸診、PSA検査、経直腸的超音波検査、があります。
○直腸診(ちょくちょうしん)
肛門から直腸に指を入れる検査です。肛門から奥に5cmくらいのところに前立腺があるので、指を入れて前立腺の表面を直腸ごしに触って状態を見るのです。患者さんは診察台に寝た格好になり(横向き、仰向け、四つんばい、など)、検査を受けます。前立腺がごつごつして石のように硬いとがんの疑いが高いと考えられます。
○PSA検査(ぴーえすえいけんさ)
簡単な血液検査です。前立腺から分泌されるPSAという物質の血液中の濃度を測定します。
値が正常値よりも高ければ、前立腺肥大症か前立腺がんなどの前立腺に関係する病気がある可能性が高いと判断されます。
○経直腸的超音波検査(けいちょくちょうてきちょうおんぱけんさ)
プロープと呼ばれる、指くらいの太さの超音波を発生する器具を肛門から直腸に挿入し、コンピューターで得られた情報を解析して中のようすを画像化する検査です。直腸診では分からない前立腺の内部の状態を画像で確認することが出来る有効な検査です。